ペンタトニックコーヒー

	コーヒーはエンターテインメント楽器にもドラム、ベース、ギターといったように、それぞれ個性があり、役割があります。これはボクの独断ですが、コーヒー豆にも、それと同じような個性や役割があると思うんです。例えば、コロンビアがドラムであり、マンデリンはベース、ギターはブラジルといったような。また、同じ楽器であっても演奏する人が違えば、音も全く変わってきます。これと同じ事がコーヒー豆では、同じブラジルであっても、栽培された農園によって味が全然変わってくるということになるんじゃないかと思うわけです。音楽の制作の現場では、それらの楽器の音の大小で遠近感を出したりイコライジングによって音を立たせたりします。コーヒーの焙煎・ブレンドも同様、焙煎の微妙な度合い、配合の量によって味にハーモニーをもたらし、立体感を与えていきます。豆の選定から焙煎、ブレンドまで、１枚のＣＤを作品としてリリースする過程と全く同じといえます。「食こそエンターテインメント」というのを何かの雑誌のコピーで見かけましたが、冒頭のように「コーヒーもまたエンターテインメント」といえるのではないでしょうか。




	Tips! 「いい豆を使いなさい、いい豆の処理をしなさい、良い機械を使いなさい、人も大事です、水も大事です。これはかけ算ですからひとつでもだめならゼロになってしまいます。」これは今、首都圏を中心にマーケットを席捲しているシアトル系カフェの中心的存在である「ヴィヴァーチェ」のデビッドショマー氏に私の友人が現地シアトルでインタビューした時に出てきた言葉です。ようやく日本でもスペシャルティコーヒーといわれる世界水準の高品質な生豆がさかんに輸入、またはインターネットにおけるオークション等で入手できるようになりました。しかし、それにより日本のコーヒーが急激においしくなったかというと、残念ながら現状ではそうではないようです。コーヒーはにがいものだ、体に悪いものだといった風説は未だなくなりません。ローストし過ぎて焦げたコーヒー豆、豆の本来の味を引き出す前にローストを止めてしまった酸味だけのコーヒー。古くなって酸化し、すっぱくなったコーヒー豆等。実際の日本のコーヒーといわれるもののほとんどがこういったコーヒーであるため、前述の風説を招いていることも事実です。
	About Us 当店では日本のマーケットシェアにおいて、１％に満たないといわれる世界水準のプレミアムグレードの豆（スペシャルティコーヒー）のみを使用し、スタンダードグレードの豆はいっさい使用しておりません。どうぞ、これを機に雑味のまったくない上品なコーヒー本来の味をご賞味ください。
						ペンタトニックコーヒー鹿児島市真砂町4-3 TEL/FAX:099-284-0445 http://www.pentatonic.jp 営業時間：11：00～19：00（不定休）